シャボン玉遊びを楽しもう!保育士が教える保育園でのねらいと遊び方

シャボン玉がキラキラと虹色に輝く様子、空高く舞い上がる姿、そして一瞬にして消えてしまうその儚さは、子どもたちの心を捉えます。自分の小さな手で、大きなシャボン玉を作り出す喜びも大きいことでしょう。

そんなシャボン玉遊びは、子どもたちにとって代表的な“楽しい遊び”の一つですよね。

ですが、実はシャボン玉遊びは、ただ楽しいだけの遊びではありません。子どもたちの五感を刺激し、学ぶ機会もたくさん提供してくれる遊びなのです。

今回は、シャボン玉遊びの魅力や進め方、さらには注意点について、保育士の小平先生にインタビューしました。

さあ、一緒にシャボン玉の世界を探検しましょう!

穂高みらいく保育園 副主任
小平まほ先生
いろいろな保育園で経験を積み、みらいくに入職。子どもたちとたくさん興味や不思議さを見つけ、一緒にいろんなことに視野を広げ、たのしい保育園生活を送りたいと思います。

シャボン玉遊びの魅力とは?

yamada
山田

さっそくですが、「シャボン玉遊び」の魅力について教えていただけますか?

まほ先生

子どもたちがシャボン玉遊びに夢中になる理由は、いくつかあります。

1. 視覚的な魅力

光を反射して放つ虹色の輝きや、空中に浮かんで突然消えてしまう予測できないシャボン玉の動きが、子どもたちの好奇心を引き付けます。

2. 創造性を刺激する

子どもたちは、ストローの先端にシャボン液をつけて自分が息を吹くことで作り出した球体が、形を変えて動き、そして消えていく変化の過程を体感することができます。これらは、子どもたちの創造性を刺激します。

3. 手軽にできる

シャボン玉遊びは、子どもでも手軽に始められ、場所を選びません。家の中でも、公園でも、どこでも楽しむことができます。

4. みんなと一緒に遊べる

シャボン玉遊びは、友達や家族と一緒に楽しむことができる遊びです。みんなでシャボン玉を追いかけたり、大きなシャボン玉を作ったりするのは、とても楽しい経験です。

yamada
山田

なるほど、シャボン玉遊びは視覚的にも楽しく、創造性や協調性を育むことができ、なおかつ手軽にできるという魅力があるのですね。

子どもたちがシャボン玉遊びを楽しむ理由がよくわかりました。

シャボン玉遊びのねらい

yamada
山田

保育園でシャボン玉遊びを行うねらいは何ですか?

まほ先生

シャボン玉遊びは、実は子どもたちにとって様々な学びの機会を提供しています。

まず、シャボン玉を作る行為自体が、手先の動きをコントロールする練習になります。

また、シャボン玉ができたときの喜び、消えてしまったときの寂しさを経験することで、感情のコントロールも学ぶことができます。

yamada
山田

確かに、シャボン玉を作るのは意外とコツがいりますよね。そして、シャボン玉が変化する時に感じる気持ちも、大切な経験の一つなのですね。

その他にもシャボン玉遊びから学べることはありますか?

まほ先生

はい。シャボン玉は風の方向や強さによって飛び方が変わりますよね。その様子を観察することで、風の存在を感じ、自然について学ぶきっかけになります。

さらに、シャボン玉が割れて水滴が飛び散る様子を見て、「何かが起こるとそれが別の何かを引き起こすのだな」ということを感じ取ることもできますね。

それも、シャボン玉遊びの楽しみの一つですよ。

yamada
山田

なるほど、自然の仕組みを学ぶ機会にもなるのですね。

保育園でのシャボン玉遊びの進め方

yamada
山田

保育園でシャボン玉遊びをするときは、どのような手順で進めるのが良いでしょうか?

まほ先生

まずは事前の準備から始めましょう。

1.シャボン玉遊びの準備をする

まほ先生

シャボン玉遊びでは、シャボン玉液シャボン玉用の吹き棒が必要です。市販のものを使ってもよいですし、自家製のシャボン玉液を作るのも楽しいですよ。

お子さんによっては、シャボン玉液に色を付けたり、香りを付けたりするのも喜ばれます。

yamada
山田

自家製のシャボン玉液を作るのは楽しそうですね!作り方を教えていただけますか?

まほ先生

もちろんです!自家製のシャボン玉液は、身近な材料で簡単に作ることができます。以下に基本的な作り方をご紹介します。

シャボン玉液の作り方

  1. 水500mlに対して、洗剤を100ml入れます。
  2. さらに、グリセリンまたは砂糖を大さじ1杯加えます。これらをよく混ぜ合わせれば、シャボン玉液のでき上がりです。
まほ先生

この比率はあくまで目安なので、シャボン玉の大きさや持続時間を調整するために、洗剤やグリセリンの量を増減させてみてもよいですね。

yamada
山田

使用する洗剤に指定はありますか?

まほ先生

特に指定はありません。

食器用洗剤と洗濯物用洗剤ではシャボン玉の持続時間などが違うので、ぜひ2種類とも使って体験してみてはいかがでしょう?

yamada
山田

それは面白そうですね!家でも試してみたいです。シャボン玉液を用意したら、次はどのように進めていくのですか?

2.お手本を見せながらシャボン玉遊びの説明をする

まほ先生

子どもたちにお手本を見せながら、シャボン玉の作り方を説明します。

吹き棒にシャボン玉液をつけて、ゆっくり息を吹き込むとシャボン玉ができること、そしてそれが空に浮かんでいく様子を見てもらいます。

3.実際にシャボン玉遊びに挑戦してもらう

その後、子どもたち一人ひとりに吹き棒とシャボン玉液を渡して、自分で試してみる時間を持たせます。

まほ先生

大きなシャボン玉を作ることを目標にしたり、シャボン玉を追いかけたりすることで、自然と身体を動かす機会も得られますね。

yamada
山田

シャボン玉遊びを通して、自ら挑戦したり運動したりできるのですね。

安全にシャボン玉遊びを楽しむための注意点

yamada
山田

シャボン玉遊びの際、安全に遊ぶために気をつけることはありますか?

まほ先生

はい、3つの注意点をお伝えしますね。

1.目に入らないようにすること

シャボン玉の液体は洗剤を含んでいますので、目に入ると痛みを感じることがあります。

子どもたちは特に顔の近くでシャボン玉を作ることが多いので、注意が必要です。

2.滑らないようにすること

シャボン玉の液体が床に落ちると滑りやすくなります。特に室内で遊ぶ場合は注意しましょう。

3.飲まないようにすること

小さい子どもたちはシャボン玉液をつい口に入れてしまうことがあります。

洗剤が入っていますので、絶対に飲まないようしっかりと見守りましょう。

yamada
山田

確かに、それらに関して十分に注意することが必要ですね。

特に小さい子どもたちの場合は、一時も目を離さないようにしないといけませんね。ありがとうございました。

まとめ

今回は、保育士の小平先生にシャボン玉遊びの魅力、保育園でのシャボン玉遊びのねらい、進め方、安全に楽しむための注意点について詳しく伺いました。

シャボン玉遊びは、工夫して自家製のシャボン玉液を作れることから始まって、吹いた時にできる形や、シャボン玉が風に乗って飛んでいく様子、最後に割れてしまうところまで、いくつもの変化を観察することができます

そんなシャボン玉遊びに子どもたちが夢中になる理由は、そのような変化を通して創造性を刺激され、友達や家族と一緒に楽しむこともでき、さらにすぐに遊べる手軽さからだとわかりました。

ただし、安全に楽しむためには、シャボン玉液を目に入れないよう気を付けるなど、いくつかの注意点を覚えておく必要があります。小平先生が教えてくれた注意事項に気を付けて、ぜひお子さんと一緒にシャボン玉遊びを楽しんでくださいね!

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この記事を書いた人

yamada
山田怜奈
長野県立大学グローバルマネジメント学科2年の学生ライターです。こどもについてもっと知っていきたいです!

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