子どもの絵本の読み聞かせをする2つのメリットと年齢ごとの絵本の選び方

「絵本の読み聞かせって意味あるの?」

「絵本の読み聞かせは、何歳くらいから始めたら良いの?」

このような疑問にお答えします。

絵本の読み聞かせが良いと聞いても、本当に意味があるのか疑問に思ってしまうかもしれません。

また、絵本の読み聞かせをしても、子どもが聞いてくれずに力づくで取ってしまったり、口に咥えてしまったり、上手く読み聞かせができずに悩んでしまうこともありますよね。

そこでこの記事では、長野県立大学 健康発達学部 こども学科 准教授の金山美和子先生に、絵本の読みきかせについてインタビューしました。

この記事を見ると、次の4つが分かります。

  • 絵本を読み聞かせるメリット
  • 何歳から絵本の読み聞かせをすると良いのか
  • 年齢に合わせた絵本の選び方
  • 絵本に興味を持ってもらう方法

絵本の選び方から読み聞かせのメリットが分かるので、ぜひ参考にしてみて下さい。

長野県立大学 健康発達学部
こども学科 准教授
金山美和子先生

上越教育大学大学院 学校教育研究科幼児教育専攻修了 修士(教育学)大学卒業後、新潟県内の私立幼稚園に11年間勤務。

上越市女性相談員、上田女子短期大学専任講師、長野県短期大学講師を経て2018年より現職。

絵本の読み聞かせには、どんなメリットがありますか?

唐木
唐木

絵本の読み聞かせには、どんなメリットがありますか?

金山先生

メリットは2つあります。

 

1つ目のメリットは、親子の信頼関係を深められることです。絵本を読み聞かせることで、親子で一緒に過ごす時間や、触れ合う時間を作れます。

 

また、一冊の絵本を一緒に楽しむ「共通体験」ができます。

 

子どもは「こんなことに喜ぶんだな」「こんなことが好きなんだな」ということがわかり、子どもを理解する手がかりになります。

 

2つ目のメリットは、子どもの学習になることです。

 

ストーリーのある絵本なら、主人公や他の登場人物の気持ちを考えることができます。図鑑や写真なら、物の仕組みや成り立ちを知るきっかけになります。

 

赤ちゃんや子どもは、直接体験して学ぶことがほとんどですが、絵本を通して、登場人物の人間関係や物事の因果関係を客観的に見て、間接的に学ぶことができます。

 

親に読んでもらうことで、絵本に書かれていない情報を受け取ることができるのも、大きなメリットです。

読み聞かせは、何歳から始めたらいいでしょうか?

唐木
唐木

読み聞かせは、何歳から始めたらいいでしょうか?

金山先生

いつ始めても大丈夫です。

 

お子さんによっては、お座りをする前から絵をじっと見つめたり、読む声に合わせて手足を動かしたりして関心を示す子もいます。

 

一方、幼稚園や保育園に入園する頃になって、少しずつ関心を示すようになる子もいます。親御さんが「読んであげたい」と思った時に始めてみて下さい。

 

しかし、子どもが興味を示さなかった場合は、少し時間を置いてから再挑戦してみることが大切です。

どんな絵本を選べば良いか、年齢に合わせて教えて下さい。

唐木
唐木

年齢ごとに、どんな絵本を選べば良いか違いはありますか?

金山先生

0歳~1歳頃は、絵がシンプルでわかりやすいものがおすすめです。「わんわん」「ジャージャー」など、動物の鳴き声や物音が繰り返されている絵本を選びましょう。

 

この年齢は何でも口に入れてしまうので、厚みがあって丈夫なボードブックがおすすめです。めくりやすく、かじられても安心です。

 

1~3歳頃は、「わんわん 見る」など2語文を使って自分の思いを伝えられるようになる時期です。様々な研究から、絵本に親しむことで言語能力が発達するとわかっています。意識して読み聞かせをしてみて下さい。

 

2~3歳の頃は、簡単な物語がおすすめです。だんだんとストーリーにも興味を示すようになってくるからです。まだ集中力が短いので、絵がわかりやすく、文章やページ数が少ない物を選びましょう。

 

4~5歳の頃は、少しずつ長い物語に挑戦しましょう。

 

だんだん相手の気持ちを考えられるようになる時期です。登場人物の気持ちを考え、自分には出来ないイタズラや失敗をする主人公に、憧れや親しみを持ちます。

 

少しずつストーリーが長い話も聞けるようになり、続きを次の日にしてもお話を覚えていられるようになります。昔話を取り入れると、絵本の世界が広がります。

 

色々なジャンルにチャレンジしてみて下さい。

※子どもは、生後半年過ぎから、共同注意の能力(他人と同じ物に注意を向ける力)が発達します。つまり、他人の目線の先に注意を向けたり、自分の興味のある物を他人に見せたりするようになります。

同じ物を見るということは、相手と興味を共有し、相手の心を理解することにつながります。このことから、子どもが親と同じ物を見る絵本の読み聞かせは、子どもの発達にとても良い影響があります。

絵本に興味を持ってくれない時は、どうしたらいいでしょうか?

金山先生

絵本に興味を持ってもらえないのは、よくあることです。

金山先生

絵本に興味がない時は、バーっとページをめくって絵本を閉じてしまったり、他のおもちゃで遊び始めてしまったりします。

 

注意したり、「ちゃんと聞いて」と無理強いしたりすると、かえって読み聞かせを嫌いにしてしまいますので、避けましょう。

 

絵本の好みも子どもによって違います。ストーリーが好きな子もいれば、国旗やピクトグラム(絵文字)、図鑑や写真が好きな子もいます。成長と共に絵本の好みが変化していくので、焦らず諦めず、色々な種類の絵本と出会わせて下さい。

 

また、親が楽しそうに絵本を読む姿を子供に見せると、「なんだか楽しそう」「絵本って面白いのかな」と子供が興味を持つきっかけになります。

まとめ

ここまで、長野県立大学 健康発達学部 こども学科 准教授の金山美和子先生に、絵本の読み聞かせについてインタビューしたことをお伝えしました。

改めてまとめると、以下の通りです。

・読みきかせは、親子の信頼関係を深め、子どもの学習に役立つ
・読み聞かせはいつ始めてもいい
・0~1歳は、絵がシンプルでわかりやすい絵本がおすすめ
・2~3歳は、簡単な物語がおすすめ
・4~5歳は、少しずつ長い物語に挑戦するのがおすすめ
・絵本に興味を持たない時は、無理強いせず色々な種類の本を試す

絵本の読み聞かせや絵本選び方の参考にしてみて下さい。

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