保育士に聞くおすすめの習い事!1歳から始める「体操」のメリットとは?

1歳の子どもに習い事を始めさせることに対して、「まだ早いのでは?」と感じる保護者の方も多いのではないでしょうか?

習い事といえば、語学・楽器・お絵かきなどさまざまな種類がありますが、今回は「体を動かす習い事」に注目してみたいと思います。

この記事では保育士のりく先生に、1歳から始める「体を動かす習い事」が、子どもの成長にどのようなよい影響を与えてくれるかについてインタビューしました。

体操以外の習い事をする際にも、「体を動かす要素」を取り入れることで得られる効果がたくさんありますので、ぜひ参考にしてみてください。

みらいく県町 専門リーダー
りく先生
子ども達のやってみたいという気持ちを大切にしながら保育をしています。大人が気付けない楽しさを見つけて、挑戦している子ども達の姿を見るのが好きです。

 1歳からの習い事は早い?

小川

1歳から習い事を始めるのは早いと感じる保護者も多いと思いますが、実際はどうなのでしょうか?

りく先生

確かにそう感じる方も多いですね。

ですが、1歳から習い事を始めることにはメリットがたくさんあります。

この時期の子どもは成長が著しく、吸収力が非常に高いです。

いろいろなことに興味を持ち始めるので、習い事を通してさまざまな刺激を与えることで、運動能力や感覚の発達を促すことができます。

たとえば、体操で体を動かす習慣を身につけることで、筋力やバランス感覚が養われます。

リトミックや音楽などの習い事はリズム感や集中力、言葉の発達にもよい影響を与えます。

りく先生

さらに、他のお友達と一緒に活動することで、社会性やコミュニケーション能力も育むことができます。

小川

メリットがたくさんあるのですね。

1歳の子どもの習い事を選ぶポイント

小川

では、1歳の子どもにはどのような習い事を選ぶとよいのでしょうか?

りく先生

1歳の子どもはまだ集中力が長続きしないので、無理なく楽しめるものを選ぶことが大切です。

たとえば、親子で一緒に楽しめる体操教室やリトミックは、子どもにとって初めての習い事にぴったりです。

親子で一緒に体を動かすことで、子どもが安心感を持ちながら新しいことにチャレンジできますよ。

小川

親子で一緒に楽しめるというのはよいですね。他に、習い事を選ぶポイントはありますか?

りく先生

子どもの個性や興味に合わせて選ぶことも重要です。

たとえば、音楽が好きな子ならリトミック、体を動かすことが好きな子なら体操を選ぶとよいでしょう。

また、無理に続けさせるのではなく、子どもが楽しんで取り組めるかどうかを見ながら進めていくことが大事ですね。

なぜ1歳から体を動かすことが大切なの?

体の発達と運動の関係

小川

1歳の頃から体を動かすことが重要だと聞きますが、体の発達と運動にはどのような関係があるのでしょうか?

りく先生

1歳の時期の子どもは、ちょうど歩き始めて体を動かすことに興味を持ち始める時期なのです。

この時期に体をしっかり動かすことで、筋力やバランス感覚が発達しやすくなります。

体を動かす経験を通じて、手足を使う動きや、立つ・歩くなどの基本的な動作が身についていきます。

小川

なるほど、運動を通して基本的な動きが身につくのですね。

りく先生

そうです。

そして、1歳からの運動は、成長過程で重要な骨や筋肉の発達をサポートしてくれます。

この時期にしっかりと体を動かすことで、体全体の動きがスムーズになり、将来的な運動能力の基礎を作ることができます。

運動が脳や心の発達に与える影響

小川

運動することは、体だけでなく脳や心にも影響を与えると聞いたことがあります。

りく先生

1歳からの運動は、脳にも活発に刺激を与えています。

たとえば、ボールを掴んだり転がしたりする動きは、手と目の連携を必要としますよね。

こうした動作を通じて、脳の神経細胞が活性化されていくのです。

また、体を動かして自分ができることが増えていくと、自信や自己肯定感も育まれます。

さらに、親子で一緒に体を動かす時間は、安心感や信頼関係を深める時間にもなり、心の成長にもとてもよい影響を与えますよ。

小川

体を動かすことが、そんなふうに脳や心に深く関係してくるとは驚きです!

運動習慣は将来の健康につながる

小川

1歳から体を動かす習慣を身につけることで、将来的にはどんな効果が期待できるのでしょうか?

りく先生

まず、幼い頃から体を動かす習慣を身につけることで、将来的に運動が好きな子に育つ傾向があります。

それが健康的な生活習慣につながり、成人後の生活習慣病の予防や体力の維持にも役立ちます。

また、小さい頃からさまざまな動きを経験していると、スポーツや運動を楽しむための基礎が自然と身につきます。

小川

運動習慣が将来の健康にまで影響するのですね。

りく先生

はい、ですから1歳からの体を動かす習慣づくりはとても大切なのです。

無理をせず、楽しみながら体を動かすことが長続きの秘訣です。

親子で一緒に取り組むことで、楽しい時間を共有しながら自然と運動習慣が身についていくと思いますよ。

1歳から体操教室や運動系の習い事を始めるメリットは?

小川

1歳から体操教室や運動系の習い事を始めるメリットには、どのようなものがありますか?

りく先生

体操教室は、1歳の子どもでも簡単な動きからスタートできるようプログラムが組まれているので安心です。

子どもが楽しく体を動かしながら、自然と運動能力を育てることができます。

たとえば、マットの上を転がったり、ジャンプしたりするだけでも、筋力やバランス感覚が鍛えられますよ。

小川

シンプルな動きでも効果があるのですね。その他にメリットはありますか?

りく先生

もう一つ大きなメリットは、同年代のお友達と一緒に活動できることです。

同じ年齢の子どもたちと一緒に体を動かすことで、自然とコミュニケーションが生まれます。

まだ言葉がうまく話せない1歳児でも、体を動かしながらお互いに意思を伝え合う経験は、社会性を育むよい機会になります。

小川

親子で参加できるものもあると聞きましたが、どういった効果がありますか?

りく先生

親子で一緒に参加することで、お子さんも安心して活動できます。

また、親子で同じ体験を共有することで、コミュニケーションが深まり、子どもにとっては『大好きなお父さん・お母さんと一緒に楽しい時間を過ごす』という安心感が得られます。

それによって、自己肯定感も高まりやすくなります。

小川

確かに、親子で一緒に楽しめる習い事は魅力的ですね。

りく先生

そうですね。1歳の時期は、何よりも『楽しい』という気持ちが大事です。

体操教室や運動系の習い事を通じて、親子で一緒に楽しく体を動かすことで、お子さんの成長をサポートしながら素敵な思い出も作っていけると思いますよ。

体操教室や運動系習い事の実例

小川

実際に1歳の子どもが体操教室や運動系の習い事に通うと、どのような活動をするのでしょうか?

りく先生

1歳向けの体操教室では、まずは親子で一緒に手遊びやストレッチから始めることが多いです。

その後、簡単なジャンプや転がる動作、ボールを転がしたり追いかけたりする運動を取り入れて、徐々に体を動かす楽しさを感じてもらうようにしています。

小川

1歳の子どもでも、無理なく取り組めるのですね。他にもどんな活動があるのでしょうか?

りく先生

トンネルくぐりや、平均台を使ったバランス遊びなども人気です。

これらは遊び感覚で参加できるので、子どもたちも自然と運動に夢中になります。

また、音楽に合わせて体を動かすリトミックの要素も取り入れることで、リズム感や集中力を養うことができますよ。

1歳から体を動かす習慣を取り入れる際のポイント

小川

最後に、1歳から体を動かす習慣を取り入れる際に気をつけておくべきことや、習い事を選ぶ際のアドバイスはありますか?

りく先生

一番大切なのは、『無理をしないこと』です。

1歳の子どもはまだ体力も集中力も限られているので、長時間の活動は負担になります。

無理にやらせようとせず、子どもが楽しんで取り組める時間を見つけることが大事ですね。

小川

子どもが嫌がる時は、無理強いしない方がよいということですね。

りく先生

その通りです。

また、習い事を選ぶ際には、教室の雰囲気や講師の方の子どもへの接し方を確認することも大切です。

体験レッスンに参加して、子どもがリラックスして楽しめるかどうか、保護者の方が安心して任せられるかどうかをしっかり見てください。

小川

体験レッスンは必ず参加した方がよさそうですね。他にもポイントはありますか?

りく先生

家でも簡単にできる運動遊びを取り入れることもおすすめです。

親子で一緒にマットの上で転がったり、ボールを使った遊びをしたりするだけでも十分な運動になります。

毎日少しずつでも体を動かす習慣を作ることで、自然と体力や運動能力が身についていきますよ。

小川

なるほど、家での運動も効果的なのですね。忙しい日々の中でも、親子で楽しみながらできるのはよいですね。

りく先生

そうですね。体を動かすことは特別なことではなく、日常の中で楽しく取り入れることが大切です。

そして何よりも、お子さんと一緒に笑顔で体を動かす時間を大切にしてください。

その積み重ねが、お子さんの健やかな成長につながります。

まとめ

保育士のりく先生へのインタビューを通して、1歳から体を動かす習慣を身につけることが、子どもの成長にとても有効であることがわかりました。体操や運動系の習い事は、単に体力をつけるだけでなく、バランス感覚や脳の発達、自己肯定感や社会性まで育んでくれる貴重な機会です。

また、体を動かす習い事に取り組む際には、子どもが「楽しい!」と感じることが何よりも大切です。無理に続けさせるのではなく、親子で一緒に楽しむことが習慣化の秘訣です。日常生活の中で、親子で体を動かす時間を持つことも子どもの成長をサポートする上で大切なポイントです。

1歳からの習い事は早いと感じるかもしれませんが、その時期だからこそ得られるものがたくさんあります。ぜひ、お子さんと一緒に「体を動かす楽しさ」を見つけて、健やかな成長を応援していきましょう。

小川愛海
子育てに役立つ情報を取材していきます。

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