目次
HOIKU CREATIVE BATTLE 2026 学生向け実行委員会説明会 ——「保育の甲子園」が、ここから始まる
12月16日、長野県で HOIKU CREATIVE BATTLE 2026 の学生実行委員向け説明会が開催されました。
美容師やパティシエには全国大会があるのに、保育士にはない——。 そんな問いから生まれたこのプロジェクト。
「保育の技術を、ちゃんと評価される世界をつくりたい」
その想いに共感した学生たちが、初めて一堂に会しました。

会場の空気——緊張と、ワクワクと
18時、会場に集まったのは長野県内の保育を学ぶ学生や地域活動に興味のある学生たち。 最初は少し緊張した表情も見られましたが、 統括プロデューサー・山岸さんから企画の説明が始まると、 空気が一気に変わったのを感じました。
「保育士の技術が、社会にきちんと評価される世界をつくりたい」
「若手保育士の力を世に伝え、もう一度“憧れられる職業”にしたい」
「この大会は、今年が完成形じゃない。みんなで育てていく“文化”です」
言葉一つひとつに、学生たちが真剣にうなずく姿が印象的でした。
PR動画をみんなで考える——AIで「未来」を描く
説明会のハイライトのひとつが、PR動画の台本共有とAI動画制作の紹介。
動画の構成は、 「問い → 積み重ね → 気づき → 未来」。
特に印象に残ったのが、こんなナレーション案でした。
「どうして、私たちの“魔法”には、名前がつかないんだろう」
保育の仕事が、長年“当たり前”として扱われてきたことへの問い。
Runway や Sora などのAIツールを活用し、 学生自身が“未来の大会”を映像で描く試みも共有されました。
完成度よりも、「一緒につくるプロセス」を大切にする—— そんな姿勢が、このプロジェクトらしさだと感じました。
組織図と役職——「やりたい」を形にする場所
今回発表された学生実行委員会(CORE TEAM)の組織体制。
用意された役職は、以下の6つです。
実行委員長:イベントの“顔”としてビジョンを発信
PR局長:SNS運用、クリエイティブ制作
企画局長:出場チームのケア、高校生審査員のアテンド
ステージ局長:台本づくり、演出の司令塔
運営局長:会場装飾、体験ブースの統括
総務局長:受付、備品管理、会計補助
「リーダーっぽさよりも、仲間を巻き込める楽しさを大切にしたい」
その言葉に、 肩書きではなく“想い”で動くチームなのだと実感しました。
ピザパーティー——本音が飛び交う時間
18時半からは懇親会。 ピザを囲みながら、参加者同士が自己紹介や参加理由を語り合いました。
「保育士って”子どもと関わるだけの楽な仕事”って思われがちだけど、実際まったくそんなことないよね…」
「この大会で、保育のすごさを証明したい」
初対面同士とは思えないほど、 本音と笑顔があふれる時間になっていました。

デザイナーとの顔合わせ——ロゴが決まる瞬間へ
19時半からは、デザイナーさんや他県でアンバサダーとして活動してくれる学生との顔合わせ。 大会ロゴ案が紹介され、 学生の投票によって正式にロゴが決定されました。
「皆さんが”これだ”と思うロゴに投票してください」
その一言で、 “本当に学生主体の大会なんだ”と改めて実感しました。ロゴが決定した瞬間、学生たちの間には自然と拍手と笑顔が沸き起こっていました。
これから——2026年9月、本番へ
説明会の最後に共有された、これからのスケジュールです。
1月:PR動画撮影/対外キックオフイベント
2〜3月:企業への想い届け、協賛形成
4〜6月:出場者募集/高校生審査員募集
7〜9月:本番準備・リハーサル
2026年9月:HOIKU CREATIVE BATTLE 本番
長い道のり。 でも、だからこそ面白い。
「初めて」を一緒につくれる仲間が、ここにいます。
最後に
帰り道、隣を歩く仲間がぽつりとつぶやきました。
「このプロジェクトが大きくなったらすごいことだよね」
「うん。私たちが、その第一歩になるんだよ」
「ワクワクしてきた」
大げさかもしれない。 でも、あの場にいた全員が、 同じ熱量を胸に抱いていた気がします。
保育の未来を、一緒に創ろう。
この言葉が、今日から私たちの合言葉になりました。
HOIKU CREATIVE BATTLE 2026
2026年9月開催予定|長野県
公式情報は、今後も子育てポケット・SNSで随時発信していきます。
【インタビュー】参加学生の声

今回、このプロジェクトに参加しようと思ったきっかけを教えてください。

友人に誘われて参加しました。もともと、大学に入ってから何かプロジェクトをやってみたいという思いが強かったのですが、その思いを形にする機会がありませんでした。そのことを友人に相談していて、今回このプロジェクトを紹介してもらい、新しいものを1から作っていくことに魅力を感じて参加しました。

知人から連絡をもらい、私にも何かできるかもしれないと思って参加しました。高校生の時、児童館でアート系のイベントを企画して、子どもと関わった経験があったため、今回の保育のプロジェクトにも参加してみようと勇気を出して来ました。

私は短大生なのですが、2年間というわずかな期間で、保育士になるための土台として、スキルを磨けたらいいなと思って参加しました。

現在自分で地域おこしのプロジェクトをやっているのですが、私自身保育学生ということもあって、もっと保育に活かせるプロジェクトをやってみたいと思い、参加しました。

そうだったんですね、前阪さん、水野さん、伊藤さんは現在保育学生ということですが、保育の道に進もうと思ったきっかけなどは何かありますか?

高校3年生の時まで進路に迷ってたのですが、担任の先生から「制作とか得意だから保育士向いてるんじゃない?」って言われたことがきっかけで、保育士を目指そうってなりました。入学当初はいったん資格を取ってみようという気持ちだったのですが、学んでいくうちに”保育って面白いな” “子どもと関わるのって楽しいな”と感じるようになり、今は保育士になろうと思って学んでいます。

私は小さい時から将来の夢は保育士って言ってて…明確に決めたのは高校生の時です。写真部だったんですけど、いろんな人の表情を撮る中で子どもが一番素直な表情になることに気付いて、人の感情に一番近くで触れられるのが保育なんじゃないかと思って、この道に進むことを決めました。

私は自分が物心ついた時から弟がいて、近所にも自分より年下の子が多くて小さい頃から年下の子の面倒を見る機会が多かったんです。それで自然と子どもが好きになって、小学生のころから保育士になるって決めてて…子どもが安心して子どもらしく遊んでいる姿がすごく好きで、その環境を作れるような大人になれたらいいなって思って保育士を目指してきました。

皆さんとても素敵な理由ですね。では、最後にこれからの意気込みを教えてください。

こんな大規模なプロジェクトに関わることは、今までもなかったし、これからもきっとないんじゃないかなと思っています。しっかりとこの経験を自分の中にしまって、今後に活かせるように頑張りたいです。

今回の説明会でお話を聞いて、”すごく大きなプロジェクトにかかわっているんだな”ということを実感しました。自分の中では不安もあるけど、せっかくの機会だから頑張っていきたいなっていう気持ちです。

普段自分が学んでいることとは別の分野だけど、そこから一歩出た時に自分に何ができるかということを考えたいです。今まで”保育って大変そう”というイメージだったんですけど、楽しそうにやっている姿や、みんなのやりがいを自分の目で見て、保育の良さを感じたいと思っています。

こんな大きなプロジェクトに携わることができてとても楽しみです。自分にできることや、長所を生かせるような役割ができたらいいなと思っています。来年の本番、必ず成功できるように頑張りたいです。
初日とは思えないほど、学生の”やる気“が感じられた説明会でした。
学生たちが本気で作るプロジェクトが今、始まります。
取材・文:中山こころ
写真:保育みらいフォーラム実行委員会
